先日の『青空商店』で販売したこけし作りのお話を少し…。
(何度もこけし制作を見せているので「またかよ…」と思う方もいるもしれませんが…。)
長い棒からそれぞれの大きさに切り、顔の部分を彫った段階です。
まだ彫った後が目立つ、デコボコした状態です。
彫る作業は、全てデザインカッター(45°)で行っています。
カッターにはグリップを付け、指にはテーピングをして、指や手が痛くなるのを軽減させています。
(とは言え、数を作るとやはり痛くはなるのですが…。)
削りカスはこんな感じです。(本当はもうちょっとありました。)
このカスも何かに使えないかなぁ…とか思ってしまう、どケチ根性のtohoです。
(↑削った状態のこけしです。クリックすると大きな写真になります。)
そして、このヤスリで滑らかにします。
右から、60番⇒240番⇒400番 です。
これらを順にかけていきます。
すると、このように滑らかな肌に…。
この作業をしっかりやっていないと、絵付けの際に苦労します。
ヤスリ掛けが不十分でザラザラしていると、筆が引っ掛かってしまい絵が上手く描けません。
面倒ですが、きちんとやります。
ヤスリをかけて粉状になった木クズで手が痒くなってしまうので、テーピングはしっかりと両手に。
これをやっている時は、他の事が出来なくなるので、ぐっと集中。
勿論、マスクと眼鏡も必須!!
(←いつぞや掲載した、この図の様になります。)
この作業までが最大の難関なので、ここが終わってしまえばこちらのものです!
(↑ヤスリをかけた状態のこけしです。クリックすると大きな写真になります。)
次は『絵付け』なのですが、その前にこんな作業をします。↓↓
こけしをこのように並べます。
この並びはいったい何かと申しますと、『絵付けの振り分け』なのです。
(姉と母親がこの振り分けた状態をを見て、「こんなんで本当に分かるの?」と冷たい視線でワタシを見ていました。)
こけしの柄にはワタシなりの並び順がありまして、このように振り分けておくと、絵付けの際に間違いづらいのです。
とは言え、『づらい』だけなので、間違う事もあります。
(今回も、1つ間違って絵付けをしてしまいました…。)
そうして絵付けをしたものがコレです。
一番小さいものは、爪楊枝サイズ。
一番大きいものは、高さが約3cmで直径が約1cmです。
(こけしが半身の『マグネットタイプ』も高さが約3cm。)
この状態は、まだニスを塗っていなません。
この後、最低でも半日以上置いてからニスを塗り、『こけし』の出来上がりです。
後はそれぞれに金具等を付けて、物として完全体になります。
(↑角度を変えてもう1枚。クリックすると大きくなります。)
これで取り敢えず終了です。
…お気づきかもしれませんが、ニスを塗った後の写真を撮り忘れました。
ですので強制終了!です。
長い事お付き合い頂き、ありがとうございます。
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