先日の鉈屋町の『盛岡町家旧暦の雛祭り』に合わせて、
もりおか町家物語館に3段の米粒雛人形を納品してきました。
という事で、3段の米粒雛人形を2個作ったのですが、
実は、すっごく久々に作ったんです。
若い頃は一気に7つ作った事もありました。(下記の写真↓)
(2008.4.15の記事⇒☆★ 星をクリック!)
ですが、もういい歳なので、こう細かいと、目が首が背中が辛い‥頭も痛い。
ガタガタした体で作った雛人形の過程、興味のある方はこの後もお付き合いくださいませ。
(自分で長くなると分かっていたので、なかなかup出来ずにいました‥ははは‥面倒くさがりが発動です。)
ざっくりした材料です。
この材料にさらに手を加えて使えるモノにしていきます。
米粒雛人形のツライ作業の上位に入る『細かく裂いた爪楊枝を1本1本くっ付ける』作業。
ちまちまと木工用の接着剤で付けて行きます。
乾いたら余分な所を切り取ります。
それがこちら‥‥ってピンボケ!!
何回も撮り直しました‥やっと撮れた。
この作業をちまちまチマチマと地味に続けます。
4つで1セット。1つの段飾りに2セット必要。
これで1つの段飾り分完成。×2です。ああ‥目が痛い。
まだ目の痛い作業は続きます。
これが大体のセットです。
雪洞・お重・お餅を載せる台などは、樹脂粘土。
お花と木は爪楊枝。それと水引もちょっと使っています。
全てアクリル絵の具で着色。
お次は段飾りの下段の着色。こちらもアクリル絵の具で。
見え難いですが、朱色を塗っています。
マスキングテープで塗りたくない所をガード!
お次は青。(朱色を少し混ぜています。)
その次は紫。(こちらにも朱色を少し混ぜています。)
そのまた次は黄緑。(これまたこちらにも朱色を少し混ぜています。)
そうしたら、間に白を塗っていきます。
結構ガタガタしていますが、この後微調整するので、気にせずザッザッと!!
調整しました。白の線を細くしました。
そうしたら、お次はこの金色の絵の具!!
水で薄めた金色の絵の具を、先ほど書いた5色の線の上にのせます。
こんな感じです。後は乾くのを待って‥。
マスキングテープをはがすとこの様になります。
段の着色が出来たら、道具を乗せていきます。
まずは、お内裏様とお雛様の間のお花を‥。
お餅は台に乗っけて‥。(台にも金の絵の具を塗っています。)
雪洞とお重も、くっ付けちゃいました。
(←写真を撮るのを忘れていた‥)
そうしたら例のアレです!
橘と桃の花の周りを囲っている、格子状のモノ、あれを貼っていきます。
4面×4コ、すべて貼りました。
お次は、橘と桃の花を作っていきます。
ほいっ!付けました!!
それでは、主役の雛人形をくっ付けて行きましょう!!
こちらも木工用の接着剤で付けました。
米粒の形というのは、立てるのがとても大変です。
感覚としては、卵を立てる様な感じ‥かな?
となると、接着剤に粘度が欲しいな‥と。
ってな訳で、木工用の接着剤をパレットに出して、少し放置して水分が少し減ったら使用しています。
それでも、なかなか上手く立ってはくれませんが‥。
はい、これで完成です!!
お道具や米粒人形にはニスを塗っています。
(ツヤあ有り・ツヤ無しをモノによって変えて塗っています。)
収納できるように、箱も作りました。
花柄の紙を貼った後に、ツヤ無しニスで補強しています。
箱に入れるとこんな感じ。
真上から見たらこんな感じ。
ちゃんと図って作ったので、ピッタリですよ。
長くなりましたが、この様な手順で作りました。
これを作っている最中も、目が痛熱くなって中断、首が曲がったまま動かなくなって中断、背中がビキビキ痛くて中断‥と、何度も休憩をとって作りました。
もうそう若くないので、体には気を付けて、計画的に
(←これが一番の問題!)作りたいと思います。
真新しくも無い雛人形の記事に、長い事お付き合い頂きありがとうございました。
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