今年の南昌荘用の雛人形は、爪楊枝で作りました。
爪楊枝でのこけしは以前にも作っていましたが、あまりインパクトが無かったのか、割とスルーされていた印象があります。(←あくまでも私の感覚ですが。)
(↓これが以前作った爪楊枝こけし。ぼんぼりも爪楊枝です。)
確かに米粒やゴマやキビに比べると、やや大きいですし、もはや爪楊枝の形状では無いので分かり難いのかなぁ‥と、勝手に推測。
と言う事は、爪楊枝の形状を残したままにして作れば良いのでは!?
(↓こんな感じで‥‥)
‥と思い、この様な形状になりました。
パッとみた所、ただ爪楊枝に絵を描いただけ?と思った方もいたかもしれません。
でもね、ちゃんと彫っているのですよ。
こんな感じです。
これはヤスリをかける前なので、この後ヤスリをかけて着色をしていきます。
まずは顔を先に描いて、何処が正面で、この子は一体誰なのか、
‥と、自分が作っていて分からなくならない様にしています。
絵付け完了です。まだニスは塗っていません。
この後ニスを塗って乾いたら、箱詰めしていきます。
ニスを塗りました。
奥にちょっと映っている箱に貼り付けていきます。
勿論、箱も手作りです。
爪楊枝が良く見える様に、厚紙で底上げをしています。
そして赤い紙を貼り、お雛さまっぽいカラーになりました。
外側には和紙を貼っています。
まずは真ん中から貼って、
そのお隣のを貼って、
一番はじっこのを貼って、出来上がり!
ほら、持ち上げても大丈夫。
こうしてみると、トーテムポールみたいですね。
つなげたまま作るのは結構大変だったので、気づいて貰えないと地味に悲しい‥‥。
そして、一応『屏風』を意識して、箱の側面を金色にしているのですが、これまた分かり難い‥。
箱の外側の柄はこんな感じ。
和紙なのでちょっと毛羽立っています。
今はまだそれでも良いのですが、持ち歩いたり触ったりしていると、擦れてボロボロになる事は想像できます。
ですから、表面にツヤが出ないニスを塗りました。
‥‥分かりますか?ニスを塗ったので毛羽立ちが無くなり、表面にやや艶が出ています。
(一応『ツヤ消し』のニスなのですが、やはり少しは艶っぽくなるみたいです。)
【before】 ケバケバな表面から‥
↓↓↓↓↓↓
【After】 つややかな仕上がりに‥
どうでしょう?伝わりましたでしょうか‥。
箱のフチも、このように強化されました。
今年の『トーテムポール風・爪楊枝こけし』、
是非『南昌荘のひなまつり』でご覧いただければ‥と思います。
【南昌荘のひなまつり】
日程 2月6日(金)~3月3日(火)
時間 10:00~16:00
場所 南昌荘(盛岡市清水町13-46)
定休 毎週月・火曜日
(※3月2日・3日は特別開館)
大人 200円 子ども(小・中学生)100円
南昌荘
のサイト
http://www.iwate.coop/kankyou/nanshousou/
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